中国の李医師と米国のロムニー上院議員(1) [日記]

最近目にする嫌な情報の中で、注目したい情報がある。それは、中国における李医師と米国におけるロムニー上院議員の2人に関するものだ。
まず李さんについて。李さんは昨年末、原因不明の肺炎の存在をいち早く警告し、SNSで「7人がSARSにかかり、私たちの病院(武漢中心病院)に隔離されている」と、人から人へ感染するウイルスが広がっている可能性を伝える情報を発信していた。ところが、李さんは「デマを流した」として警察から呼び出され、訓戒処分を受けたのだ。
李さんはその後も医療の現場に立っていたが、本人自身もコロナウイルスに感染して入院することになった。そして、SNSで自身が感染したことを含めて実情を発信し続けていた。そして、7日未明に亡くなったという。
言論統制を行う当局に対して、李さんは医師としての良心(職業意識)が許さなかったのだろう。李さんの死が報じられると、中国のネット上では李さんの勇気ある行動を称える声と並んで政府批判の声が一挙に噴き出しているという。それを受けてかどうか、政府(国家衛生健康委員会)が李さんの死に「深い哀悼の意」を表明した。
中國政府の初期の対応が適切であれば、今のように拡散することはなかったろうにと残念でならない。中国政府は李さんの死を無駄にしてほしくない。李さんのご冥福を祈りたい。合掌!

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