マイナンバーの目的(4) [マイナンバー]

マイナンバーは、社会保障、税、災害対策の3つの分野で利用されます。この制度の導入により期待される効果としては、「行政の効率化」、「国民の利便性の向上」、「公平・公正な社会の実現」という3つがあげられています。
なかでも、「公平・公正な社会」とは、負担能力に応じた適正な税負担と適切な社会保障給付を実現し、負担と保障の公正なバランスを保つことを目指そうとするものです。
しかし、現実には必ずしも公平・公正とは受け止められていません。源泉徴収により税金
や社会保険料を給与天引きされる給与所得者の間では、自己申告で納税する自営業者や農家などに対して、「所得が正確に捕捉されていない(クロヨン=9・6・4格差)」との不満があります。また、資産家でも所得がなければ、手厚い社会保障が受けられるという問題もあります。この制度の導入により、脱税や生活保護の不正受給などを防ぎやすくなり、不公平感の解消につながることが期待されています。

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