宙ぶらりん(5) [男の居場所]

定年になっても、朝になるといつもの時間帯に目を覚まし起きようとするが、「そうだもう会社に行かなくてもよいのだ」と気づいてまた一眠りすることになる。
起きたときそこには配偶者しかいない。その配偶者を相手に会社で仲間や部下たちと同じように会話をし、一緒に何かに取り組むことができるだろうか。考えて見れば、結婚以来、同じ目的をもって配偶者と取り組んだことはない。子どもの教育も配偶者に任せてしまっていた。
配偶者との対話はとりとめのないものになってしまう。
食事の時間も定かではないし、食事時の会話も弾まない。

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