定年退職(4) [男の居場所]

定年は必ずやってくる。どんなにそこに居たくても、その日を境にして座るべき机はもうない。身分証明書を返却し、ささやかな送別会を催してもらい、花束を手に家路につく。
その時は、勤め終えたという達成感と、これで自由になれるという開放感をもって家の玄関に入ることになる。配偶者からは「長い間ご苦労様でした!」という言葉をかけられ、好きなお酒と料理で慰労されることになる。
退職後しばらくの間は、自由で何もしなくてよい時間を楽しむことができるし、配偶者も一緒に過ごせることを喜ぶものだが、問題はその後にやってくる。

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