21世紀を担うリーダー養成講座(7回目) [リーダー養成講座]

1月12日(土)、次のお二人の講義がありました。
・竹内予侑子氏(HSJapan 社長)「企業(組織)文化の診断と組織の活性化」
・織田善行(当講座主幹)「リーダーシップコーチング」
 (当初予定していました三浦后美氏がインフルエンザに罹られたため代講)

1.竹内予侑子氏の講義要旨
 HS社は、1970年から企業文化、リーダーシップ、人材の診断ツールを開発している。現在では全世界で採用されるようになったとの紹介のあとで、実際の組織文化診断ツール(OCI=Organizational Culture Inventory)を用いて各自の属する会社の診断をすることになった。
そして、企業文化とは「社員に共有された信念や価値観であり、社員の行動スタイルを方向付けるもの」で、社員の行動の仕方、すなわち仕事のやり方に影響を与えるものである、として診断結果を12の基準で構成する円環図として表示することになった。
具体的には、それぞれ4つの基準を内容とする3つのパターンに分類できる。
①建設的文化(達成、自己実現、人間尊重、協調)
②受身的/防衛的文化(承認、慣習、依存、回避)
③攻撃的/防衛的文化(対立、権力、競争、完全主義)
そして、内容を理解したところで、各自が測定した自社の企業文化を円環図に基づいて全員の前で発表した。

2.織田善行(主幹)の講義要旨
 竹内氏の講義を受けて、織田は「企業(組織)文化をつくるのはリーダーであり、リーダーの行動規範を中心にしてその企業(組織)の文化が形成される」として、LI(Leadership Impact)の考え方を説明した。
LIは、企業文化の担い手として、リーダーがその組織やメンバーにどのようなインパクトを与えているかを測定する(360度評価による現状診断)とともに、リーダーが自身で描いている理想像を診断(理想の診断)することにより、そのギャップを明らかにし、それを埋めていく努力をすることで個人および組織の効率性改善と活性化に結びつけていく。

 リーダーシップ戦略(10の戦略)→メンバーへの影響(円環図で表示)→ リーダーシップの効果

それを行うのがリーダーシップ・コーチングである。人が変化するには①自分のことでショックを受ける ②納得する の二つの条件が整った時にはじめて動き出すものだ、
LIの診断はショックを与える、コーチは納得性を与えるという意味ではきわめて効果がある。
しかも、世界的基準で行うところにLIによるリーダーシップ・コーチングの特徴がある。

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