21世紀を担うリーダー養成講座(4回目) [リーダー養成講座]

11月24日(土)、次のお二人の講義がありました。
前回の合宿で第一部(個人の座標軸を考える)が終わり、今回から第二部(企業経営とリーダーシップ)が始まる。

1.伊藤忠治氏(淑徳大学経営学部長)の「グローバリゼーションの世界に生きる」
2.湯本壬喜枝氏(全国キャリア・コンサルタント協会副理事長)の「戦略課題としてのダイバ
 ーシティ・マネジメント」

(1)伊藤忠治氏の「グローバリゼーションの世界に生きる」の講義要旨

グローバリゼーションは確実に進展している。その要因としては次の4つがあげられる。
①冷戦体制の終結
②ブロック経済の進展
③規制緩和と構造改革
④ICT(情報通信技術)の急速な発展
  一方、グローバリゼーションの進展に合わせて、反グローバリゼーションと言われるブロック経済化の動きが進められている。それはEU,FTA,EPA、ASEAN+3、TPPなどの動きである。そのなかで、日本はどのようなスタンスでこれに対応するかが問われている。
そして、企業としては①グローバル化に対応できる組織変革を行う。②変化を読み取り、これに意欲的に対応する。③常に新技術・商品の開発に挑戦する。④(個人としては)生涯現役で働けるライフプランを設計する、ことが必要だとし、それぞれの内容を説明された。

(2)湯本壬喜枝氏の「戦略課題としてのダイバーシティ・マネジメント」

  湯本氏は、企業におけるダイバーシティ・マネジメントとは、「性別、年齢、国籍などの多様な人材がそれぞれに力を発揮して、企業の持続的成長を図る」という経営戦略だ、としたうえで、主に女性の活用について述べられた。
そして、日本の企業の女性活用度を国際比較するテストを行って、日本がいかに低いところにあるか、また女性の活用を行うことが企業の活性化に、ひいては日本経済の再建につながることを強調された。
これまでは、上司の「思いやり」が両立を目指す女性の成長を止めている、として「上司が変わらなければならない」とされる。そして、仕事と生活を両立する女性たちには①「仕事の成果を出せ」ということと②遠慮しないで「働ける体制をつくれ」と語ってもらいたい。
そのうえで、女性リーダーづくりに必要な方策として、次のことが必要だと強調される。
①難易度の高い仕事の機会を与える
②価値観を変えた人物(メンター)の存在
③ロールモデルの存在
そして、「人を巻き込みながら、PDCAをしっかり廻せる女性の割合を高める」ことが肝要だと強調される。

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