67回目の終戦記念日 [日記]

今日(8月15日)は終戦記念日。67年前の今日、日本はポツダム宣言を受け入れ、連合国に無条件降伏した。敗戦なのになぜか敗戦記念日とは言わない。
私は5歳の時,尾道(広島)で終戦を迎えたが、B29の空爆に備えて防空頭巾を被って防空壕に逃げ込んだ記憶はあるが、8月15日の当日の記憶はない。
あれから67年。日本は大きく変わった。終戦後のしばらくの間、日本人は「必要」をベースに生きてきたが、今は、必要を通り越して「欲しい=欲望」をベースに生きるようになった。
金持ちになり、欲しいものは何でも手に入れた。幸福までもお金で手に入れようとした。しかし、それは買うことができなかった。しかも、そのために失ったものもあった。それは、ものを作り持つために時間を投入しただけ、人とのつながりを失い、自然とのつながりを失い、自分の使える時間を失ってしまったということだ。このような社会を豊かな社会というのだろうか?
蓄えが無くても希望がもてた社会が、蓄えがあっても希望がもてない社会に変化してしまった。67年という時間を風化させてはならない。



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