内村選手の金メダル [オリンピック]

日本中の人が信じて疑わなかった内村選手の個人総合での優勝。
しかし、本人がこだわったのは団体で金メダルを取るということだった。金メダルは、個人では当たり前のことで、それにプラスして団体でも取りたいと思ったのであろう。
しかし、団体競技で落とし穴があった。本人も演技中に鉄棒とあん馬から落ちるというハップニングが起こり、集団感染するように他の選手の演技もぎこちないものになってしまった。そして最終判定で一度は4位に転落する羽目になっていた。
あんなに自信なさそうな内村選手の表情を見たことはない。それほど動揺していたのが見て取れた。
その内村選手が個人総合で蘇った。団体では他の選手の演技が気になったが、個人総合では、自分の演技だけに没頭できる。トランポリンで養った平衡感覚がよみがえり、いつもの"鳥になる”という演技が戻ってきたのだ。種目別の床でも銀メダルを獲得した。
これでさぞかし本人はほっとしたことだろう。しかしこれで満足していない。「表現したい理想の体操はまだ自分のなかにある。できる限り自分の限界に挑戦したい」という課題をもっている限り、内村選手の前進は続く。その延長線上にリオネジャネイロ五輪があると思いたい。
なお、9日までエグゼキュティブコーチングのため新潟に出張することになったので、このブログは休筆します。


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