中学生の自殺問題のその後 [いじめ]

大津市の中学生の自殺問題を巡って、関係者の動きが活発になってきた。
しかし、どんなに周辺の人たちが動いたにしても、作文に終わってしまうだろう。大切なことは、このような事件を2度と起こさないために何をすべきか、という視点に立った解決策を見つけることだろう。そのためには、肝心の学校と教育委員会がしっかりと総括し、本当は何が起こったか、それに対してどんな対応をしたために今回の事件が起こってしまったかを明らかにしなければならない。
自殺が起こる前に学校側はアンケートを取っており、生徒たちから「はちまきで首を絞められているのを見た」、「むりやりごみを口に入れられた」、「死んだスズメを口の中に入れろと言われていた」「お金をとられていた」などという回答があったという。
これらの情報に対して、教員、学校(校長)、教育長は、どんな認識で、どんな行動をとったか、正直に明らかにしなければならない。「本当は、いつの時点で、誰に対して何をすべきだったのに、それをやらなかった」ということを正直に語ることが、亡くなった中学生に対するせめてもの償いだ。今必要なことは、一教員や校長、教育長のメンツの問題ではない。もっと大きく、教員に対する信頼も、教育に対する信頼も失われようとしているのだ。教育をする資格のない人たちが教育に携わっていることこそ問題なのだ。



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