セカンドライフ(3) [セカンドキャリア]

ところが、組織から離れて自分ひとりになったとき、「はたと」戸惑うわけです。
与えられる生活に慣れていたものが、急に自分の頭で考えなければならなくなったとき、「自分は何をしたいのか」が分からないのです。
好きなゴルフでさえ、毎日できるとなると魅力が薄れてきます。
そして、朝起きるのも遅くなりがちで、朝食の後、新聞を読む。テレビを見る。本を読もうとしても身が入らない。
そして、昼間からテレビを見ながらお酒を飲むことになる。
奥さんの買い物について行こうとすると、嫌がられて「濡れ落ち葉」と言われる始末です。奥さんのほうは、これで気兼ねなくご主人に留守番を頼んで、家を出て自分の好きなことができるといって喜ぶわけです。

この点について、男性として注意しておくべき調査を紹介したいと思います。2004年の調査ですから少し古くなりますが、「主婦が身の回りの人間関係のなかで最もストレスを感じるのは自分の『夫』だという」ことです。
その解決策としては「我慢すること」というのだそうです。しつこくすると嫌がられますよ。
ご主人のほうは、退職後は奥さんとゆっくり過ごせると思っても、奥さんのほうは、友達や娘と旅行に出たり、趣味にしていることに精を出そうとします。
まったく、すれ違いになってしまいかねません。熟年離婚を言い出されないだけ幸せだと思わなければなりません。

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