心の闇ーパチンコ店放火事件 [現代の若者考]

殺傷事件を起こした高校生の心の問題を取り上げようと思っていたら、大阪でパチンコ店放火事件が起こった。そして多くの犠牲者を出してしまった。
犯人は41歳、サラ金から借金があり生活が苦しかったという。
白昼堂々と犯行に及んでいるので、逮捕は覚悟していたのであろうが、自首後の取調べでは「誰でもよかった」という。秋葉原、茨城などこの種の事件を起こした犯人から出てくる共通の言葉がこの「誰でもよかった」だ。
これは、「死ぬのはだれでもよい、しかし自分だけは死にたくない」という論理だ。苦労している自分がいる一方で、苦労していない他人がいるのは許せない、として関係のない人の命を奪ってしまうのだ。
これを無条件に「おかしい」と感じる一方で、「どうすることもできない」という無力感を感じるのは私だけではないでしょう。戦後の日本がこのような「人間」を再生産してきたのです。
5日に亡くなった土居健郎さんなら、さしずめ「甘えるんじゃない」と一喝されそうだ。
しばらくこの問題を取り上げてみたい。

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