自尊心と倫理観(3) [リーダーシップとマネジメント]

一方、自尊心の低い人は、自分に自信がないので常に他人の動きが気になり、周囲を見て自分の行動を考えます。しかも負けたくないので常に強いほうにつこうとし、そちらに所属することによって安心感を得ようとするのです。そして、自分の判断より所属したグループの判断を優先し、「他の人もやっているから」とか、「上司から言われたから」などの理由で問題行動をとる場合があります。会社の不祥事はほとんどがこのようにして起こるのです。つまり、「何が正しいか」ではなく「誰が正しいか」で判断しようとします。そこには、「良心」というフィルターがかからないのです。
これが派閥の論理につながるものです。派閥を集団としてみれば、それは自尊心の低いグループと見ることができます。(続く)
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